いや、誰もなりたくはないでしょう。
でも、どうしたらそうなってしまうのか、原因を究明することで治療の役に立つハズです。
女性が多いことから女性ホルモンの影響、これはやはりあると思いますが、広く膠原病というのは自己免疫疾患がベースにあり、特に結合組織に病変が起こるというふうに言われています。
とりわけリウマチというのは膠原病のなかでも、特に関節に病変が起こり、痛みも過大なものとなります。
ではなぜそうなるのか、そして対処法はあるのか。
コラーゲンがどーした、結合組織があーした、免疫細胞がこーしたなどなど、いろいろ説明されたってあれこれフクザツで、なんだかよくわかりませんよネ。
ではいったい、そのようなフクザツなことが起こる、これはどういうことなのか。
「アレルギー・自己免疫疾患とはどのような状態になっているか」にもありますが、ざっくり言いますと、からだが「過敏になって混乱している」状態にあると言ってよいと思います。
過敏になるとは、ちょっとしたことでとっちゃらかっちゃったりするようになっちゃうことです。
混乱するとは、もう敵か味方かわからなくなっちゃうようなことです。
免疫細胞が、だれが敵だか味方だかわからなくなってヤケのやんぱちになってしまい、状況によって(からだのバランスによって)攻撃する矛先が結合組織だったり関節だったり、消化器だったりするわけで、その、行った先によって病名や症状も変幻自在になってしまうワケです。
ではどうやったらそんなに混乱できちゃったりするのでしょうか。
実は、もともとはさしてフクザツではなかったりします。
これが実は意外と、指先から発していることが多いのです。
「え?指先ィ・・?」
ただし、指先そのものには違和感はなかったりします。
で、なにが発しているかですって?
テンションです。
要は、どこかを引っ張っている黒幕がいるということなのです。
しかもその黒幕というのは、意外と末端に潜んでいたりします。
単純な話、それが大本の原因だったりするのです。
末端の総本部というのは、実は頭だったりしますが、頭をどうこうしただけでは残念ながら頭はほどけません。
手足の指先もほどけなければ、頭部もほどけ切らないのです。
末端のこわばり、それによって引っ張られた箇所が症状を起こすということに、ぶっちゃけて言いますと、肩こりであろうと腰痛であろうと、内科疾患であろうと原因不明の症状であろうと難病であろうと、自己免疫疾患であろうと膠原病であろうと、さしたる違いはないというお話なのです。
ただし同じ箇所の原因が、その詰まり具合の度合い、内攻度(問題がどれだけ奥まで潜んでいるか)によって病名や症状名、そして患部となる場所も、万華鏡のようにいくらでも変わってきます。
これが、やっかいなのです。
とりわけ膠原病系は、生体システムの結合部分にテンションがかかっていると思ってよいでしょう。
だから血液に炎症を起こしたりするわけです。
ときに、膠原病などは、言ってみれば内攻度は深いと思ってよいでしょう。
ただし、個人個人によってこじれ方はマチマチです。
スッと通ることもあれば、どうしても時間がかかることも、確かにあります。
横浜市戸塚区 整体 愉和 清水