これがわかれば誰も苦労しないんだよ!・・と怒られそうですが、私がこれまで拝見してきたおからだを思い返してみますと、いろいろ見えてくるものがあると感じているのです。
ときに、「子宮筋腫の原因は、骨盤のゆがみ」なんて書きますと、こんなキャッチフレーズはアッチコッチで見かけるものでもあるでしょう。
「雨の原因は低気圧」などと言われるのと同じですよね。
じゃあ、骨盤のゆがみはどうして起こるのでしょう。
これが大事なところです。
また、できる人とできない人がありますが、その違いはどこにあるのか?
そもそも、歪みのまったくない人なんているんでしょうか?
いえいえ、知能のお話ではないんです(汗)。
悪さをしているのが、実は頭であることが多い。
別の箇所とコラボしていることもありますが、特に頭が子宮筋腫にかかわっていることは実に多い、のです。
どういう悪さをしているのか。
まず、頭がこわばっているのです。
その原因はさまざまです。
打撲もあれば、生まれるときの難産もあります。
ときに、こわばるということは、硬く縮こまるということです。
縮こまるということは、縮んだ分、他を引っ張るということです。
かくして頭が、引っ張る元となるわけです。
これが頭につながっている背骨を引っ張りますと、最終的に仙骨が背骨に引きずられて上方へ引っ張られます。
でも仙骨は上に引っ張られるけど、両脇の腸骨は置いてかれる。
しかも、その引っ張られ具合が左右で違った場合、骨盤に左右差も生まれます。
かくして上下左右で骨盤に歪(ひず)みが生まれてしまいます。
で、からだは常に動いていますから、その動くからだの要(かなめ)となる骨盤が不安定ですと、どうにもイケマセン。
するとからだは思案し、不安定部分に隙間を埋めるアンコを詰めようとする・・このように考えますと、けっこう辻褄が合ってしまうようです。
愉和にお越しになる方でも、子宮筋腫を持っている方はけっこうおられます。
現実的には、子宮筋腫以外の病気なり症状なりを持って来られるわけですが、操法をしていくうちに子宮筋腫がなくなって(きっかりゼロになったかどうかは別として、検査に引っかからなくなって)しまったり、サイズが小さくなったということは何度か聞きました。
要はその方の病気や症状の原因と子宮筋腫の原因はクロスオーバーしていたということでしょうけれども、そういうこともあります。
ただし、1、2回やってすぐに変わるというのはやはり難しいと思います。
上記のお話は、やはり定期的に継続して来られた方からのものになります。
子宮筋腫に変化があったことに驚かれることもあるのですが、これは特別なことでもなく、アンコを敷く必要がなくなれば、筋腫もなくなっていくのは自然の摂理でもあります。
横浜市戸塚区 整体 愉和 清水