しつこい肩こり、肩甲骨のこわばった痛み、背中や腰の硬い痛みなど、なにをどうやっても取れない・・、なんてことはありませんでしたか?
治療院などに行ってみても、先生が肩を一生懸命ほぐそうとしてくれてるのだけれどもかえって痛くなったり、背中をぐいぐい指圧してくれたけれども、家に帰ったらもとどおり硬くなっていた・・、というような経験をお持ちの方も案外多いのではないでしょうか。
これは、肩や背中に問題の原因があるわけではないですから、よくならないのも致し方ありません。
必要があって凝ったり歪んだりしてますから、いくらほぐしても矯正をかけても、必要があるかぎりは変わりません。
では、どこに原因があるのでしょうか。
ここの地点で、多くは立ち止まってしまいます。
私のみるかぎり、意外と頭部にあります。
頭部を調整すると、肩こりやその他腰痛などが一気に解消することがあります。
それだけではありません。
メニエールや難聴、目の病気や痛み、顎関節症、変形性股関節症、仙腸関節炎、外反母趾、子宮筋腫までがよくなってしまうこともあります。
これはなぜか?
それは、「頭がからだを支配するケースがあるから」
と考えるより他にありません。
頭をさわってみますと、けっこうゴツゴツしていたり、場所によってはモヤッとしていたり、硬い感じがしたりすることがあります。
また、片側だけが硬くこわばっていることもあります。
ちょっと押してみますと、痛がることも多い。
その、痛い箇所に片手(の指)を当てておいて、おおざっぱにその対角線上にもう片方の手をざっくりと当ててみてください。
そうすると、なんとなく当てている手にイイ感じが伝わってこないでしょうか。
もしもそういった感じがありましたら、イイ感じがあるあいだ、当ててみてください。
当ててもらっている人は気持ちよくなってきて、力が抜けてくる感じがあったらバッチリです。
で、終わったときには頭も軽くなり、もしかしたら症状も軽くなっているかもしれません。
ではなぜ、頭をやって全身がよくなるのでしょう。
私が思うには、頭蓋骨のズレや、もしくは頭の内部にコリのようなものがあり、それが他の部位を引っぱるからではないでしょうか。
原因としては過去の頭部の打撲、ムチウチ、また母体のなかにいるときや、産道を通るときのなにかしらの圧迫が考えられましょう。
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まず、直接引っぱるのは一番近いところにある首の骨や首筋だということは容易に想像できると思います。
首の骨(頸椎)そのものを引っ張ればストレートネックになりますし、
横にいけば肩や肩甲骨を引っぱります(肩こり・五十肩など)。
前にいけば鎖骨や胸骨、肋骨を引っぱるでしょう(ぜんそく・気管支炎など)。
後にいけば首筋から背筋を引っぱり、もっといきますと骨盤も引っぱります(腰痛・座骨神経痛・子宮筋腫など)。
更にいきますと、足の先までを引っぱるケースもあります(外反母趾・足底筋膜炎など)。
そこを越してしまいますと、足先からまた上方を引っぱり返すというピストン現象になることさえあり、ここまでいきますと全身が硬直ということになります。
いわゆる難病指定されている方などは、このような状態だったりしました。
どんなに症状が激しくても、頭部一点だけが症状の原因で、そこをほどけば解消するシンプルな状態であれば、意外と簡単です。
あれだけ長いあいだ苦しんできた症状が、パッとやって大きく変化し、数回重ねていけばあっけなくよくなってしまって、ご本人が唖然とすることもしばしばあります。
それは、それまで患部ばかりをどうにかしようとして、本当に調整すべき場所からずっと外れ続けていたからということだけなのです。
横浜市戸塚区 整体 愉和 清水