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ムチ打ちはなぜ治りにくいのか

首が持って行かれる

交通事故などの衝撃で一瞬、もんどり打って首に衝撃が走ります。
典型的なムチ打ちの原因です。

それからずっと首が痛くなったり肩や背中のコリが激しくなったりすることがあります。
頭痛がしたり、めまいさえ起こることもあるようです。

ムチ打ちの代表的な症状というのはこのような感じなのですが、交通事故で厄介なのは、直後はなんでもなく、しばらくしてから症状が出ることもあるということです。
そして一度症状が出たら、いろいろ治療をしたり、また長いあいだ通院してもなかなかよくならなかったりします。

これでは途方に暮れるしかありません。

ムチ打ちの原因は首だけなのか?

私はそうは思わないンですね。
もしも首だけが原因であれば、よくなっていても不思議はない。

首しか見ない、あるいはコってるとこをほぐすことしかしない、だからよくならないのです。

私が見るかぎり、実は頭部にこわばりがあることがとても多い。

頭部がこわばっているからそこに引っ張られた首や肩、背中が突っ張る。
頭部からテンションをかけられ続けたお腹はその状態が定着して硬くなる。
そうすると疲れやすくもなり、だるさも出てくる。
当然、頭痛だって起こっても不思議ではありません。

ですから、頭部のこわばりがほどけないと、ムチ打ちはよくならないことが多いのです。
ムチ打ちの症状がよくならないのは、やってる治療自体が問題の本丸にアプローチしていないからだと思ってよいでしょう。

ではなぜ、首が持って行かれたのに、頭部がこわばらなければならないのか。
それは交通事故に限らず、打撲や骨折でもそうですが、その衝撃によって、もともとあった身体の歪み(ウイークポイント)が目を覚まし、悪さをするわけです。

ムチ打ちで言うと首に捻挫様の衝撃が起こったということになりますが、そこだけの問題ではなく、そことコラボして悪さをしている頭部のこわばりをどうにかしないとよくならない、と、こういうわけなのです。


横浜市戸塚区 整体 愉和 清水