腎臓の病気には「糸球体疾患(腎炎)」、「ネフローゼ症候群」、「慢性腎不全」などあります。
ところで腎臓に問題のある方は、ご自分の胸をさわってみてください。
カタくはないでしょうか?
もしかしたら、呼吸も浅くはないでしょうか?
もし硬めだなァと感じたら、呼吸が浅いかもなァと感じたら、それは肋骨が腎臓を圧迫していると考えてよいでしょう。
だから、敢えて腎臓の名誉のために言いますが(?)、腎臓の病気は腎臓が悪いのではない、のです。
誰が悪いのか、といえば胸なのですが、では胸に罪をなすりつけて治るというものでもない。
なぜならば胸の問題の前に、胸を詰まらせている黒幕がいるからです。
直近の検診で、要精密検査と言われたTさん。
ビックリして愉和にお越しになった次第。
お話をうかがってみますと、小さい頃、左手の指にかなりの衝撃を受けたことがあるとの由。
その指は、たしかに右手のよりも短い。
そして本人としては指にはなんの違和感もないのだけれども、先っぽには確かにこわばりがあります。
こわばるということは、硬く縮こまるということで、縮こまっている分、他を引っ張ります。
それは腕のスジを引っ張り、鎖骨を通して左側の胸の骨(胸骨や肋骨)を引っ張っていました。
つまり、胸全体を引っ張っていたのです。
ということは、胸がつっかえる。
ということは、肋骨が縮こまるので、肋骨の裏側にある腎臓に圧迫をかける。
ということは、腎臓がうまく働けない。
実はそれだけに留まりません。
胸が詰まりますから、呼吸が浅くなります。
左肋骨のすぐ下にある胃も圧迫を受けます。
左の腹筋も引っ張られるからその下の左卵巣や子宮も圧迫を受けます。
ぜ~んぶ、左手の指先から発するテンションの仕業です。
ですから、調整すべきは腎臓や胃や子宮や卵巣ではありません。
まさに、左手指のこわばりそのものです。
いささか大ゲサに言いますと、からだの左側全体が引っ張られてこわばっておりました。
でも、大本の引っ張っているのは左手指一箇所ですので、それが引っ張らなくなりますと、引っ張られていた場所は本来の機能を取り戻してゆきます。
実は、初回の操法で、それ以降まったく尿たんぱくは出なくなったとのことです。
「お医者さんはしきりに頭をひねって、う~ん、なんでだろう・・?と不思議がっていました~」、とTさんは楽しそうに話してくれます。
でもそれだけではなく、ほかにも、左側全体のテンションがなくなりますので、胃の調子はよくなり、からだは軽くなり、生理痛はなくなり、疲れにくくなり・・、と操法の回数を重ねていくにつれ、体調も目に見えてよくなっていきました。
Tさんにとってみれば、おそらく、これまでの人生では味わったことのないからだの快適さかもしれません。
彼女はしきりに不思議がりますが、ムリもないかもしれません。
ただ私としてはすべて予定通りで、もしもよくならないところがあったら逆に不思議に思うでしょう。
このように、操法をして、他は変わらずに症状だけがなくなるということは、あまりありません。
からだ全体のバランスが生来のものとなっていきますので、体調そのものが変わっていく、というのがスタンダードです。
ちなみにTさんは20代という年齢でしたので、快復力も、より高かったのかもしれません。
横浜市戸塚区 整体 愉和 清水