「からだの変動」といいますと、病気とか妊娠・出産、他には更年期などもありますね。
また、生理なども同様です。
このからだの変動、すべてに共通するものがあります。
それは、心身を整える絶好の機会だということです。
あるいは、建設のための小さな破壊としてとらえてもよいでしょう。
ただしそれには、ちょっとしたコツがあります。
おそらく野生の動物は自然にやっていることだと思うのですが、要はただ、からだの自然にまかせるということです。
変動は、勝手に向こうからやってきます。そして多くは、辛いものが多いです。
悪いものを食べて吐いたり、また下痢をしたりするのは決して楽ではありません。
熱が上がってウンウンうなっているときも、苦しいものです。
しかしそれらは必要があって呈している症状で、それを経過させればスッキリすることが多いのです。
すべての変動は宜しくない、これが医学の考えで、命を看る立場から言うと、健康的とは言えません。
あらゆる変動を抑えられ続けたからだは鈍り、症状を出せなくなる傾向が出てきます。
そして、いつか病気を発症したときは、とてつもない大きなものになってしまうことが多いのです。
一方、出産というからだの変動は、変動そのものを抑えることはできません。
出産に関して言いますと、現状は子供を取り出すくらいにしか考えていないのかもしれません。
出産とは、生を送るなかで起きるべき自然で神聖ないとなみであります。
ひとつは自然な妊娠、出産によって子供を元気に生ませること。
もうひとつは出産を契機として、母体を整えること。
このふたつです。
出産は、あらゆる自然のものがそうであるように、実が熟して木から離れるかのごとくに分娩をするべきであります。
また、出産直後は骨盤が開いており、それが左右交互に閉じていきます。
約8時間ごとに双方閉じますが、そのときをみはからって起きるようにしますと、からだがリセットされて若返ります。
左右の脇に体温計を入れ、同じ体温になったときが目安です。
このように、変動が起こるときはからだが不安定になり、ときに発熱などをしますが、それらはリセットするためには都合が大変よいのです。
変動期にあるからだにあっては、その感覚を聞き分け、外部からの処置よりもいかにスムーズに経過をさせるかが肝要となってまいります。